つづけること

ふと頭に浮かんだ詩を載せてます。
説教くさいものよりもフワっとしたもののほうが多いです。
皆さんの手軽な娯楽となれるよう頑張ります。

突き抜ける風

私は基本 エアコン人間
湿気も暑さもノーサンキュー
ガンガン冷やして
冷やしすぎたら少し弱めて
地球温暖化 ごめんなさい

でもある日の出来事
洗濯物を干すため 開いた窓から
ぬるい風が突き抜けた
私を突き抜け
玄関まで
身体を涼めて
脳みそまで

何故か実家を思い出した
なんと言えばいいのかな
昔 嗅いだ 夏の匂い
畳の上で寝ころがって
「あつい~」っと言ってたあの頃の匂い

数年ぶりに味わった
すごい嬉しい気分になって
窓にきれいな風鈴をつけた

風は何度だって訪れた
優しく私に訪れた
季節外れと言われるまで
この鈴の音は鳴らしていたい

何か込み上げるものがあるから
それは文字にはできないもので
地球の温度も悪くないなと
いつのまにやら思ってた

にほんブログ村 ポエムブログ 今日書いた詩へ
にほんブログ村

あの頃のままなのは太陽だけみたい

消したくない想い 辿って
何度も掘り返す
太陽はあの頃と同じで
ただ光ってるだけだった

新しいもの欲しがる脳
新作はすぐに増えていく
思い出にしたはずの思い出が
思い出せなくなっていた

忘れたことは忘れたままでいいのかな


バスの中
珍しい景色さえ
無視をして
君と話してた

あの二人がね
今では少し沈黙の関係
言葉にしなくてもわかるだろ みたいな雰囲気


私も君も変わっていく
あの頃のままなのは太陽だけみたい
思い出は不安定
こんなに二人を繋ぐものはボロボロでも

大丈夫
たぶんもう大丈夫だから安心して
私は君の隣にいれるなら
それだけでいいみたいだから

なんとなく気づき始めた
忘れたことは忘れたままでいいってこと

にほんブログ村 ポエムブログ 日常詩へ
にほんブログ村

ねぶた祭りで跳ねうさぎ

会社から ねだった休日
車でとばす 片道4時間
街はすでにざわめて
私の心を踊らせた

跳人の衣装を見にまとい
太鼓に鼓膜を揺さぶられ
黒ビールでも飲みながら
祭りの世界へ 突入だ


跳ねろよ 跳ねろ
呼び声と掛け声 皆 合わせ
手のひら ひらひら ハイタッチ
見知らぬ人とも今日は仲良し

跳ねろよ 跳ねろ
小さな子 年寄り 反抗期 社会人
どんな年齢でも 楽しいものは楽しい
心は純粋

跳ねろよ 跳ねろ
頭の中は 真っ白でいい
明日の筋肉痛は明日悩め


投げ捨ててなんかいないから
世捨て人でもなんでもないよ

今日はただただ楽しみたいんだ
しがらみ忘れて 跳んでいたんだ

みんながそれを望んでる
私もそれを望んでる

明日のことは明日 悩もう
昨日のことは昨日に残そう


今が全てさ

今日くらい

今が全て と言い切りたい

跳ねろよ 跳ねろ!

にほんブログ村 ポエムブログ 日常詩へ
にほんブログ村